靴は玄関に置いておく

今週のお題「わが家の防災対策」

豪雨に、台風に、地震に被害にあわれた方には心よりお見舞いもうしあげます。

 

天災は突然くるから恐い。

私も1人暮らしを始めた年に地震を経験しました。

学生アパートが立て並ぶ小高い丘の上の住宅街で、

部屋のテレビが踊り

本棚の本は散乱

急いで外に出れば電柱は揺れてる

窓ガラスは割れそうな勢いでガタガタ

ゴトゴト墓石の崩れる音

何度も起こる余震に「これ以上揺れたら地球が壊れるんじゃないか」と思うほどでした。

10年以上経っても鮮明に覚えています。

 

全く防災意識なんてなかったから、備蓄なんてしてないし、水道も電気もガスも止まるなんて知らなかったし、今のようにスマホもないから情報もない。

電話が通じにくくなることもわからなかった。

そんな経験をしたからこそやっている、私の今の防災対策。

  • 湯船にためた水はすぐ抜かない(トイレの排水や、手洗いに使えます)
  • 履ける靴を玄関に一足置いておく(逃げっるときにすぐ履けるように)
  • 携帯のバッテーリーは出来るだけ満タンに充電
  • 水と簡単な食料を備蓄しておく
  • 常備薬はすぐ取り出せる場所に置いておく
  • 懐中電灯は出しておく
  • 引っ越ししたら避難場所を確認しておく

もっと備えておかないといけないですが、とっさの行動はそんなに冷静にはなれなかったりするので、最低限自分の身を守るための日常に組み込める対策です。

それから、私の家族全員の防災対策というか、何か起きた時の家族の連絡対策

『何回も電話して連絡しない』

連絡を密にとっていたい気持ちはありますが、まず携帯電話の充電が切れます。安否が確認できたのであれば、連絡は最低限です。停電がなくなったらいくらでも電話できます。

知り合いの安否が気になりますが、それも控えないといけません。今はSNSで投稿できるので無駄に個人に連絡しなくてもいいとは思いますが、当時はメールを受信するだけでバッテリーを消耗していました。

 

それから、これは個人で差があると思いますが

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)だったんだろうなと思われる症状がありました。

大きな地震を感じてから1年以上揺れに敏感になりました。今はほとんどありませんが、建物の構造上床が揺れる場所は怖い感じがありましたし、直後はヘリコプターの音も嫌な感じがしました。なんたって報道ヘリの数がすごかった。

10代後半の自分でさえそうなったので、経験の少ない子どもは結構なストレスがかかっています。甘える子どもを邪険にしないで、しっかりケアしてあげないといけないです。

 

お題から逸れましたが、何か起こるたびに忘れてた防災対策を思い出してやってます。

サトウのごはん買っておこう。

世界史も哲学も理解に時間がかかる

 

最近、本を出来る限り読むようにしてます。

とはいっても、ケチってAmazonプライム様に頼ってますが。

 

人生の教養が身につく名言集 (単行本)

人生の教養が身につく名言集 (単行本)

 

 これを読んでみました。

 

私、世界史全く無知です。日本史も曖昧。

世界史は映画、日本史は大河ドラマ。もしくは両方とも漫画。

その程度の知識しかありません。

しかもエンタメは脚色されているので全てが本当とは言えない。

歴史自体、どこまで本当かわからない部分もあるとは聞いたことがありますが。

でもなるほどな~と思う昔の偉人の言葉とその偉人にまつわる出来事が、現在の社会の状況などと比較されながらわかりやすく書いてありました。

ただ、書いてあるものの状況を理解するのに私の頭は時間がかかるので

もう少し教養を身につけるために、世界史や日本史、哲学者の思想やら色々読んで勉強してみようかなと思うきっかけになりました。

涙腺がゆるむ休日

Amazon プライムで週末映画鑑賞。

観ようと思ってずっと観てなかった「舟を編む」。

舟を編む

舟を編む

 

 本が好きで、好きなことに没頭する主人公が、言葉を集め続ける中で様々な気付きによって人とコミュニケーションを自ら構築していく様子が、時に笑いあり、ホッコリしたり、キュンとさせられた。

好きなことに没頭して言葉数が少ないけど、読書が好きで、謙虚で、面白い主人公の人物像が大好きな人と重なって、主人公の松田龍平さんにも思わずキュンとしてしまった。

 

特に泣けた場面が、主人公の下宿先の大家さんとご飯を食べるシーンでの大家さんの言葉。「人の気持ちがわかりません。」という主人公に対して、

 

『他の人の気持ちがわからないなんて当たり前じゃないか。わかんないからその人に興味持つんだろ。わかんないから話をするんだろ。』

(中略)

『頑張ってしゃべんなきゃ。』

 

私もそうだった。

自分の気持ちや、考えを上手く表出できないから、しゃべれなくて、相手の気持ちもわからないから、他人とわかり合えない、理解し合えないことが重なって苦しんでたなと思いだしたら泣けてきた。

今も完璧にはできないから、わかり合えないこともあるけれど、話をすることが解決につながることがわかってきたから、以前ほど苦しむことはなくなった。

 

この映画の主人公は、表出は不器用だけど、自分の中の言葉が多くて気持ちのブレがない。だから、使おうとする時に必ず自分の考えや思いがでてくる。

この映画は辞書をつくる映画だけど、そんな主人公をみて、自分の頭の中の辞書の言葉もたくさん増やさないと、人間関係も上手くいかないなと思って、読書しようと思ったし、もっともっと人と話をしようと思った。

 

それから思い出したこと。

高校生の頃の私の欲しいものは、洋服でもコスメでも音楽CDでもなく

現代用語の辞典だった。

今はスマホでなんでも調べられちゃう時代だから、そんな高校生がいたら変人扱いかもしれないけれど。(その当時も変な子だったかもしれない)

結局買わなかったけど、当時から私は言葉を欲してたのかもしれないな。

 

 

 

雨の嫌な日を楽しい日に変える方法

今週のお題「雨の日の過ごし方」


梅雨入りしてるけど、気になるほど雨を感じてないなと思う今日この頃。


正直、雨の日だから何か特別するってことはありません。

雨の日が好きか、嫌いかって言ったら嫌いです。


でも、雨の日にしか履けない長靴はワクワクします。

私は長靴が好きです。

これは小さい頃からです。

今はさすがにやりませんが、雨でも晴れでも黄色い長靴を履いていました。

近所に遊びに行くのも長靴、

お出かけするにも長靴、

家族は長靴以外の靴を履かせるのに必死だったようですが、頑なに長靴を履き続けていたと言われています。この当時の記憶は私にはありませんが、写真には晴れた日の動物園にも長靴を履いている私がしっかりと残っています。

なぜか考えたことがありませんでしたが、改めて考えてみると

足が濡れないことは勿論ですが

どこにでも行けます。

泥の中、水の中、草むら、

どこにでも行けることが好奇心をくすぐっていたのかなと今は思います。小さいながら考えていたのでしょうか?


今はHUNTERの長靴を愛用しています。

この長靴、膝下まである長いもので、もう10年近く使っています。使用頻度が少ないから長持ちしてます。

今も、特に強い雨の日はこの長靴を履いて移動します。足元は濡れませんし、水たまりがあっても躊躇しません。最強です。


足元が濡れると、1日がブルーになります。

でも長靴があると濡れません。

雨を楽しいものに変えるために、長靴を履いて出かけます。

お水と介護の話

自分の働く職場の社長さんは、強烈なキャラクターだったことありませんか?

自分で事業始めるくらいなので、キャラなんて強烈で当たり前ですが、私が働いていた場所もその当たり前の1つでした。


私は、介護関係のアルバイトをしていたことがあります。

長年、ご自身の旦那様の介護をされていた奥様がより自分の旦那様を良く介護してくれる事業所を探して、見つからないから自分で作ったという事業所でした。


初めてお会いした時は、旦那様のベッドの側に座っている姿でした。

献身的に24時間ほぼ付きっきりで、休む暇はなく、常に疲労の様子が手にとってわかるようでした。


ニッコリと笑って

「よろしくね」と可愛らしい声。

旦那様は、この声に惹かれたのかしらというような声でした。


それから週に数回、仕事をさせていただきました。

何回も通ううちに、身の上話もするようになり、旦那様との馴れ初めを聴くと

奥様「お客さんだったの」

私→( ゚д゚)

奥様「私、水商売で自分で店持ってて、自分は店出ないで、他のクラブに働きに行ってたんだけど、そこで出会ったのよ。」

私「そうなんですか。」


その社長さんは20歳から自分でお店を持っていたママでした。

どうして店を出したのか聴くと、親がお店を作ってしまったから、当時ヤンキーあがりだった奥様にやらせようということになり、勝手にお店のママにさせられたとのことでした。

当時彼氏がいたため、彼氏をボーイとして雇ったり、ファミレスの店員さんで気になる子がいれば自ら通ってスカウトしたり。


プライベートでは結婚もしようと式場まで予約したのに、直前に嫌になって、自分から家出して破棄したり。


暴飲暴食を繰り返した結果、痔瘻になり手術したり。


とにかく、若い頃から人生経験豊富な方でした。


そんな若い頃から人の上になって仕事をしてきた、波瀾万丈な人生を送ってきた奥様だからこそ、社員のマネイジメント能力はすごいなぁと思う所が多くあります。


・この子は、こう言わないと理解できないからこう言ってやってもらう。

・あの子がこうやってる時は、〇〇なことを考えてる可能性があるから、そっとしておいて後で言う。


とにかく、一人一人の特性を理解して指示を出すんです。

介護の世界は、サービスのやり方に統一性を持つようにはしていますが、人と人の関係なので、そこには多少の違いがあります。上手く出来る人もいれば、そうでない人もいます。性格の出やすい仕事です。

雑になればお客様からクレームが来ますし、最悪、命に関わることになる可能性だってあります。


その多少の差を最小限にするために、最悪の事態が起こらない為に、上に立つ人が上手に指導しないといけません。


時にはキンキン頭に響く声で社員を怒鳴りつけることもありますし、笑って穏やかに話をすることもあります。


とにかく激しい。

けど、正論だなと思うことが多い。


強烈なキャラクターではありますが、社員の意見も聞いてくれる、サービスの質を高める努力は惜しまない、そんな方です。


水商売と介護の仕事は同じサービス業です。


水商売でもキャバ嬢が長く続かないのは、ストレスフルな環境と加齢による衰え。クラブやスナックは年を重ねて続けているママもいます。

介護離職が多いのは、過酷な労働と安い賃金が原因といわれることが多いです。でも、長く続いている人は、それ以上にやり甲斐を感じている人が多いです。


全て繋がる訳ではありませんが、

人と人の関係性が上手くいけば、

コミュニケーションが取れていれば、

どちらも長く続くものなのかなと思う所です。

ストリップダンサーの演技を初観

一昨日夜、知人に誘われて夜の街へ。
夜に来るのは半年振りくらい。

男女のカップル
お姉ちゃんに声掛けてるお兄さん
おじさんと闊歩する若い女の子
コンビニ前で小競り合いしてるおじさんとお兄さん
女装したお兄さん
ロボットレストラン
侍の居酒屋
無料案内所

人が沢山いて、沢山の人に出会える街。
良い意味でも悪い意味でも。
何でもありな街。

久しぶりに会った知人は禁酒の私に驚きながら、近況報告などしつつ、美味しいもの食べていざ目的の場所へ!

そこはとあるバー的な、気さくなママがやってるお店。

時間が近づき人が続々と集まる。
お客さんはほとんどそのお店の常連さん。
誰が知り合いで、誰が他人なんてわからない空間。むしろそんなの関係ない雰囲気の中、ショーが始まる。

J-POPの曲が流れると
シースルーの着物姿の女性が登場。
着物の下に透けてみえる引き締まった身体。
指先から足先まで神経を張り巡らせた動き。
周りのお客さんの雰囲気もすぐに察知する魅せ方。

バーの布団一枚敷けるかどうかわからない狭いスペースでお客さんを釘付けにさせる。
その動きに圧倒されながら、引き締まった身体が露わになったとき、そこには下ネタとか、エロい話とか関係ない1つのエンターテイメントがあった。
すっかり魅了された私は、何故か薄っすら涙が出そうになった。


その後もそのお店に滞在していると、1人の男性が来店。
ショー目当てではなく、初めてお店に入ったらしい。とても大人しそうな人。途中で隣に座ったけど、特に話はしなかった。
彼は時間を気にしてお店を出て行った。
ママが出る時に
「あんたやるわね」と一言。

後から聞くと、彼はM男で今夜は一晩SMバー巡りをするらしい。
SMバーは滞在時間で料金の変動があるらしく、長時間の滞在は金額が跳ね上がるようだ。

夜の世界はまだまだ知らないことが多い。

病の話

私の身体には数十個のアザがあります。

上半身と太ももの上の方にかけて。

 

昔から色素沈着があり、太ってるせいなんだろうなと思ってたのが20歳過ぎたくらいの時。腰回りが中心でした。

 

そのうちビタミンたくさん取れば白くなるんだろうと思っていたのに、全く取れず。

美容皮膚科にでも行ってみようかと思いつつ、でもお金がかかるし、色素沈着で具合が悪いわけでもないからいいかと数年放置。

 

そして昨年、痒いんです。とにかく。

 

痒くてお腹をボリボリかいてたら、アザがいつのまにか増えてきました。

しかも色素沈着の茶色さじゃない。

アザは少し隆起して赤くなってたんです。

 

これはただ事では無さそうだと思って初めて皮膚科に受診に行きました。

 

でも、呑気な私は、痒み止めのぬり薬と、ビタミンの注射でもしてもらえたら治るでしょと思って軽ーい気持ち。

 

で、その時に言われたのは、

「類かんせん」の可能性があります。」

乾癬に似てるけど乾癬ではないやつ。乾癬は知ってたけど、類乾癬??

 

とりあえず、弱めのステロイドの塗り薬をもらって継続して通うこと3ヶ月。

 

少し薄くなったところもあるけど、やはりアザの増加が止まらない。

 

先生「大学病院でちょっと詳しく検査してきてください。」と。

 

怖いから、すぐに次の週に大学病院いきましたよ。そして私の皮膚の状態を診た先生からは、菌状息肉症の疑いがありますと。

 

え?また聞いたことないんだけど?

 

そこですぐに皮膚を採取して生検へ。

結果が出るまで全部は1ヶ月かかりますと言われ、ただただ待つ。

 

そして検査の結果は予想の通り菌状息肉症。

 

T細胞リンパ腫です。

 

おっとー!リンパ腫って病気じゃないか! Tリンパ球って聞いたことあるけど、何だっけ?

もしかして、がん保険に入れなくなっちゃう?

 

原因は不明。

遺伝と言われる説もあるようですが確かではない。家族には同じような症状の人はいません。みんなお肌ツルツル。色白。

ただ、私の父方の親戚には膠原病になってる方がいます。

遺伝の病気はひと世代飛び越えてやってくるとも言われるらしいですがそういうことでしょうか。

 

それからすぐに、初期の段階だったので、紫外線療法(PUVA)が始まり、2週に1回のペースで通いました。

現在紫外線療法を始めてから半年経ったかな。

2〜3週に1回通い続けてます。

 

 

今は、新しいアザも出来なくなり、落ち着いてきました。ただ、跡は薄くなるだけで簡単には消えません。

 

シミ取りのレーザーみたいに取れないもんかと先生に相談したこともありましたが、それとは原因が違うので、一時的に取れてもまた現れたり、違う場所に現れたりしますとのこと。

もう、綺麗な皮膚には戻れないのね…と一時は途方にくれました。

 

病院に通うのも一苦労。

16時くらいまでには行かないといけない。17時過ぎると診療終わっちゃうから。

担当の先生もいる日といない日があるのでそれとも照らし合わせながら。

仕事の合間に抜け出して行ってます。

お金も一回1,000円弱。

検査があるともう少しかかります。

薬代もいれたら地味にお金もかかる。

高級な化粧品程でもないけど。

 

原因不明ですが、難病指定されているわけでもないので、特に使える制度もなく。

 

ただひたすら、良くなるのを願いながら通院する日々です。

 

地味な私に、地味な病気がやって来ました。

家族は心配してましたが、意外と本人平気です。だって私の段階だと5年生存率98%だったかな?(どこかで見たけどよく覚えてません。)

 

綺麗な肌が戻らないことは少し残念ですが、これも自分の身体だからと思って、水着も着るし、温泉も入ってます。

だって、なんでも経験したり、体験するのってやりたいですし。見た目で躊躇するなんてもったいない。ビキニがダメなら、ワンピース型の水着着たらいいんだし。温泉は、そんなに人の身体ジロジロ見ないし。

 

年間400人程の方が皮膚性リンパ腫の診断を受けるそうですが、そのうちの85%くらいはT細胞リンパ腫らしいです。

結構な数。

 

これを読んだ方の誰かの参考になれたら幸いです。